エトワール・エトセトラ

主に舞台(宝塚)、ドラマ、映画

RRR/VIOLETOPIA宝塚千秋楽おめでとうございます!

今日はRRR/VIOLETOPIA千秋楽でしたね。ライブで見ました。

こっちゃんがおっしゃっていたとおり、初日変更はありましたが、初日から千秋楽まで中止になることなく、完走できて良かったと思います。

※2/5にRRR/VIOLETOPIA宝塚千秋楽の感想追記しました。

 

1回目の観劇よりも鮮明な記憶として心に残りました。

RRRはイギリス兵の鳳真斗愛さんの存在感が半端なかったです。圧倒的な悪役感でした。(鳳真さんと言えば1789の看守役も良かったです。短い時間で爪痕を残すってすごい。代役ラマールも見てみたかったなあ。)

あと、ラストでのペッダイヤがマッリをバックハグしてたの心臓に悪すぎた。まさかぴーちなが見れるなんて。これは初恋になりますよね、きっと。

VIOLETOPIAのリストマニアのぴーすけの指ハートも最高でした。

 

晴れやかな千秋楽でした。

ゆらんらんこと侑蘭粋さんと、かとぴこと彩園ひなさんの挨拶も愛と感謝にあふれたものでした。とっても2人とも可愛かった。

ゆらんらんの「私にとってトップスターは紅ゆずるさんと礼真琴さんだけです。」発言とてもキュートでした。それを受けてのこっちゃんが「一言だけでいいの?」と言うとゆらんらんが「ありがとうございました。」と言った後、天華えまさんの小声で「かわいい」発言もキュートすぎた。

 

天華えまさんの挨拶は幸せという言葉が印象的でした。幸せそうな笑顔をみるととっても嬉しかったです。パッション隊長の名の通り、最高の星組パッションでした!東京千秋楽はもっとパワーアップすることで楽しみです。ですが、退団するのが悲しすぎて涙腺が... 本当に寂しいです。

 

大輝真琴さんの挨拶も素敵で心にしみました。RRRで演じてらっしゃったオーナーのオムさんと同じように暖かくて優しそうな人柄を感じました。

 

こっちゃんの「体力つけてもっとがんばります!」を胸に体力もっとつけて宝塚を楽しみます!

大輝真琴さん、天華えまさん、彩園ひなさん、侑蘭粋さん、大劇場ご卒業おめでとうございます。

東京も千秋楽まで元気に星組が駆け抜けれますように。星組パッション!

 

梅田芸術劇場メインホール月組公演「G.O.A.T」感想

先日、「G.O.A.T」見てきました!楽しくて面白くてかっこよくてバラエティーに富んだコンサートでした。やっぱり、れいこさん、贔屓かもしれない。本当に好きだ。

 

時系列バラバラかもしれません。以下、ネタバレしています。一部抜粋です。(あまりうまく説明できていない気がします。)

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宝塚大劇場星組公演「VIOLETOPIA」感想

続いて、レビュー・シンドローム「VIOLETOPIA」の感想です。

 

あまり曲を覚えていないので、もっと記憶力が欲しいです。(視覚を集中させていたから?)全部覚えていたいと思えるほどすごく素敵なショーでした。(上手く文も書けないから文章力も欲しいところですが...)

儚い美しさの星組新鮮でした。RRRが星組らしいミュージカルだけにギャップがすごかったです。

星組生のそれぞれの個性・似合う・見たいが詰まってて、神ショーでした。

珠子先生の龍の宮物語が大好きなので、生で見れてよかったです。

以下、ネタバレしています。

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宝塚大劇場星組公演「RRR」感想(ネタバレ注意):真っすぐな情熱と秘めた約束

先日、宝塚大劇場星組「RRR」観劇してきました。

最高にワクワクする大迫力のミュージカルでした。

 

 

以下、ネタバレあります。長文です。

 

登場人物別と気になったシーンをこれから書いていきます。

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2024年初ブログ お久しぶりです

お久しぶりです。2024年になりました。

去年はブログを始めた記念すべき年でした。また、ご贔屓である有沙瞳さんの退団、瀬央ゆりあさんの専科への組替えなど色々ありました。なかなか去年はブログを更新することができませんでしたが、今年はコツコツ更新していこうと思います。

2024年の年明けから悲しい出来事がありました。安心して安全な環境で生きられることは奇跡に近いことなんだなと思います。

多くの人々が安心安全な環境になりますように、ありますように。

 

宝塚でも去年痛ましくて悲しい出来事がありました。

すごく悲しくて、複雑な気持ちになりました。

宝塚のことは大好きだし、変わるべきところはいい方向へ改善していってほしいと思います。応援しています。

 

ただ、退団ラッシュがショックすぎてまあまあ引きずってます。集合日が怖い…!

 

今年もよろしくお願いいたします。

宝塚大劇場月組公演「万華鏡百景色」:美しさと妖しさという灯、レトロとモダンの万華鏡(ネタバレあり)

先日、宝塚大劇場月組の「フリューゲル-君がくれた翼-」「万華鏡百景色」を観劇しました。

まず、ショー「万華鏡百景色」の感想を綴っていきたいと思います。(時系列バラバラかもしれませんが。大まかな場面ごとに感想を述べていきます。)

 

ネタバレしていますので、お気を付けください。

 

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星組1789東京大千秋楽:③本編 人の弱さと強さ

前回に引き続いて、1789を登場人物を中心に感想を書いていこうと思います。

書きたいことが多すぎて長文ですが、良かったらお付き合い下さい。

 

早速感想に入ります。

 

シャルル・アルトワ(瀬央ゆりあ):美しかった。それ以上に二面性が恐ろしかった。

 にこやかなような表情で穏やかで優雅な語り口で周りの人々を意のままに操る一面と本性が現れた冷酷な一面が。にこやかなような表情で穏やかで優雅な語り口の時も、自分の意に従えという圧力を感じる。今まで周りの人々をこの二面性を使い分けることで、自分の意に従わせてきたのではないのだろうか。本当に切れ者だと思う。

 それが実兄で国王であるルイ16世にさえも甘言を囁き、誤った道へ導き、王座を狙う野心。そして、「私は神だ」という自負につながったのだと感じる。

 だからこそ、意に従わないオランプに余計に執着したのだと思った。

 しかし、オランプに銃を突き付けられて逃げたり、媚薬を使ったり、いち早く国外へ逃げたり、する弱く、自信がなさそう一面がある。虚勢を張っている。アルトワは貴族であるからこそ自分の世界で自尊心を持って生きられるのだと思う。

 そう思うと、恐ろしいアルトワも愚かさ、弱さ、傲慢さを持った一人の人間でしかない。”パレ・ロワイヤル”で『どこで生まれようと 人間にあることに変わりない』という歌詞があるがその通りだとうなづける。

誰しもが持ちゆる愚かさ、弱さ、傲慢さをアルトワは体現している。誰もがアルトワのような思考になりうる、なっているのだと思った。難しくとも自分の中の愚かさ、弱さ、傲慢さに向き合う勇気が必要だと気づかされた。

アルトワは「恐ろしい」の一言だけでない奥の深い人物だった。

東京では宝塚に比べ、にこやかなような表情や穏やかで優雅な語り口が増え、より二面性が際立っていて、恐ろしかった。瀬央ゆりあの演技はすごいなと思った。

”全てを賭ける”のマリーとの並びは最高だった。せおっちとくらっちはお似合いのコンビで大好きだった。だから、くらっちの退団公演でこの並びが見れて本当に良かったです。

 

カミーユ・デムーラン(暁千星):デムーランは本当にすごい人だと思った。優しさだけじゃなく、冷静さ・強さ・勇敢さを持っていて素敵だった。

 デムーランたちは、市民の中でも裕福で学もある。だからこそ、貧しく父を殺されたロナンの苦しみ・悔しさを分かり合えない部分もある。”自由と平等”のロナンの叫びはデムーランたちとロナンと見えない壁を感じさせた。

そんな現実を受け止めながらデムーランはロナンに歩み寄って分かち合おうとしている。ロナンにとってはデムーランたちを信じることは難しいことだと思う。言葉だけだと思ってしまうだろう。

しかし、言葉ではなく行動で誠意を示して市民に寄り添い戦い続け、ロナンとの見えない壁を打ち壊して、真の「革命が生み落とした兄弟」になった。それが本当にすごかった。

言葉だけじゃなく行動しているのがすごいしかっこいい。心から市民の苦しみに憂い、寄り添おう、皆が自由で幸せに生きられる世の中を願っているからこそ、どんな困難にも勇敢に立ち向かえるのだと思う。

優しくて信念をもってやり遂げるデムーランみたいな人になりたいと思った。

デムーランとリュシルのカップルは優しくて癒された。ありちゃんの力強い歌声とダンスはデムーランの内なる強さを感じさせた。優しさとは強さだと思った。

 

マクシミリアン・ロベスピエール(極美慎):若さと勢いのある、熱い人物であった。

真っすぐな正義感がまぶしくて、極美慎のきらきら輝くビジュアルに合っていた。

熱心さと真っすぐな正義感がかっこよかった。爽やか。

ロベスピエールとデムーランの登場のシーンの「代議士のロベスピエールです。」という一言からロベスピエールの人となりが垣間見え、すごいと思った。ものすごく頼もしい人物でついていきたいと思う人が多いんだろうなと思った。カリスマ性があった。

 

ジョルジュ・ダントン(天華えま):気さくで明るくて、親しみが持てた。”パレ・ロワイヤル”のシーンではダントンの人柄が現れていて、人を愛し、人に愛される人なんだなと思った。ソレーヌはそんな彼だからこそ少しずつ希望を取り戻せたのかなと思った。

革命や三部会のシーンでは、普段とは違う真剣な表情がかっこよかった。ギャップが最高だった。

ぴーすけの演技は毎回いいなあと思っていて、今回も最高でした。

 

マリー・アントワネット(有沙瞳):物語が進むにつれて変化していく心情が印象的だった。1幕の"全てを賭ける"ではマリーの恋する乙女さ、幼さ、無邪気さが表れていた。大人になりきれず、享楽的な暮らしをして、現実やつらさ、つまらなさから逃げている。フェルゼンとの恋に夢中でそれ以外考えていないという感じ。

しかし、子を失い、革命すなわち王族の優雅な暮らしの終焉が近づくにつれて、マリーは母として、王妃として成長していく。

フェルゼンを愛しているが、家族を愛し寄り添うために、別れを切り出す。最初の頃のマリーでは考えられないことで、心痛むことであったであろう。

そんなマリーだからこそ、オランプに向けた言葉は偽りのない真実であった。マリーが恋する乙女から家族を愛する王妃・母になったからこそ言えることだと思う。マリーとオランプの別れのシーンには、今までの2人の信頼しあっていた関係性が見え、悲しい別れではあるけれど希望も見える別れであった。

”神様の裁き”が数々の別れを乗り越えたマリーだからこそ神々しく輝いていて、感動した。

声色や仕草を変化させていくことでマリーの心情の変化を見せたくらっちはすごかった。

 

優しいが優柔不断なルイ16世(ひろ香祐)も印象的で平和な世ならいい父であっただろうと切なくなり、ソレーヌ(小桜ほのか)の悲哀と魂の叫びの”夜のプリンセス”も悲しさと力強さを感じた。

また、フェルゼン(天飛華音)がりりしくてかっこよかったし、シャルロット(瑠璃花夏)はお茶目でかわいかった。ラムール(碧海さりお)が率いる秘密警察3人組もユニークかつかわいかった。

ネッケル(輝咲玲央)が途中で大臣を退任したのはつらかった。市民たちのことを考えていた良心的な人だっただけに。ネッケルの市民への優しい眼差しが印象的でした。

 

以上で、登場人物を中心に述べてきた感想を締めくくります。

 

全編を通して、人の弱さと強さが印象的でした。

 

個人的に好きなシーンは”自由と平等”、オランプとマリーの別れ、”神様の裁き”です。

 

これで星組1789の感想を終わります。